私「の」バスケは生きる事だった

中学校は楽しかったのに。

 

高校の職員室でこう言ってる私、

まぁ実際中学校が楽しかったわけでもなく。

 

当時は当時なりの地獄の中で生きてた訳で。

 

中1の秋から途中入部して、遅れを取り戻す為に死ぬ気で毎日トレーニングと自主練に励んだ…のは楽しかったからいいんだけど。

 

同級生にいた女の子の1人が癖強すぎて最初10人以上居た同級生がみんなやめてって引退直前には3人っていうね。

何度バスケ部やめようと思ったことか。

でも近くにストバスないしなー、アマチュアの大人のもないし。部活しかないか。

って続けて。

 

熱が出てもボールが当たって指の骨折れても部活は出るっていうのが今では信じられないわ。

 

…脈略ないな

 

そもそも始まりはその癖の強い女の子が無理矢理バスケ部の練習の見学に引っ張って行った事で。

 

小学校6年間は野球やってたから大きいボール苦手だったんだけどおどされたから仕方なくついていった。

 

ボールを持って,投げて,レイアップのやり方教えてもらって。見本見て,やってみようってなって。

…こけて顔面打った。

 

これが私のバスケのスタート

 

ハマった私は幽霊だったバド部をやめて、即バスケ部に入部。夏の地獄みたいな練習も気合いで耐えて。文句言いながら楽しみに行って。

 

先輩達が邪魔だったので主役の中2になるまで我慢した中1時代。半年は下積みだったのかな。中2の6月後半,邪魔はいなくなった。

 

夏休み中にどんどんスキル磨いて、初心者だった私は区内で「荒川5中の◯◯」と呼ばれるようになった。

地元だからそこら辺歩けば誰かに声かけられるくらいにはなった。

身長に恵まれなかったので関東は諦めた。

私は上に上り詰めることより、目の前のバスケがやりたかった。

バスケに恋してた。

 

体育館に入れば自然と心拍数が上がり、バッシュに足を入れれば今にも動き出しそう。

少しグリップの効いたボールを掴んで手で遊んで。今日もよろしく、ってバスケに話しかけて。

 

試合では。

 

シュートを決めると外で歓声が。

相手を抜いた時の快感。

私はせがひくい、でも相手の上にいる、その快感。

相棒と息のあったパス。生きがいだった。

相棒は常に私のライバルで、常に私の活性剤だった。友達、じゃなくて相棒、であったからあいつの性格がどんなに悪かろうと耐えられたんだな。

負けた後の相手の顔、こっちの悪口言ってる顔に微笑むのは最高だった

とりあえずあのスポットライトは私のアルコールだった

歓声により度数が上がり、その日のグリップによってテンションも最高潮。一番楽しかったのはやっぱホームの試合かな。

 

 

 

 

楽しかったこと

 

練習が終わった後のシューティングの時間。

毎日毎日、男子とひたっすら1on1。

相手は今では全国に出るほどの上手い奴。

何人もひたすらやってた。楽しかった。

 

7時を回って,学校から追い出されると、家に帰ってご飯をかきこむ。

 

んですぐ家を出て誰か呼ぶか一人で自主練。

こっそりコートを拝借したりしてた。

何回か怒られた。

 

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多分もっと色々あったんだと思う

辛いことも、楽しいことも

過去の事だけど、私が好きなのはあそこで、あのメンバーでやったバスケだったのかなって今更思う

 

いつか、大人になったら一緒に飲みに行きたいな

あの時みたいに警察呼ばれるくらい馬鹿騒ぎして、久しぶりにバスケでもしたい

 

 

明日も勉強かぁ、がんばろ